キネシオロジーとは

『筋肉反射テスト』は、脳と身体の神経伝達が、スムーズに働いているか否かを、直接身体に聞く様に検査/評価するテスト法です。

ストレス状態（精神的、構造的、科学的など要因は様々）にある時は、神経伝達が乱れますので、検査筋としてテストする筋肉は、力が入りにくくなります。

キネシオロジー14筋は、東洋医学の14経絡と繋がる14か所の筋肉を検査する事によって、調整が必要な経絡を導き出し、更に必要な調整法も筋肉反射テストで調べ、調整を行います。調整後、先の検査で筋肉の弱化が見られた筋肉に力の入りやすさを感じたら、正常な神経伝達を取り戻した事＝問題の経絡が調整された事＝問題のストレスが調整された事と、なる訳です。

『筋肉反射テスト』は、生きた体の対象部位が、正常(正確に神経の電気信号が通っている)か、異常(通っていないか）かを、検査筋の反射現象を用いて判定する検査です。

正常な時、検査筋はしっかり力が入るのに対して、問題のある時には検査筋に力が入りにくくなる、すなわちこれは心や体が感じている正直な所を、筋肉が反応して答えて教えてくれる様な事です。

キネシオロジーのコースでは、この仕組みをクライアントさまに体感してもらいながら行います。また、整体・カイロプラクティックのコースで行う、体の隅々まで細かく触り、身体の根本原因を探す調整は、このこの筋肉反射テストありきで行っております。

これは、生体に物理的に有害な刺激を加えた時に起こる『逃避反射』と同じような原理を利用するもので、分かりやすい例で上げると“腐った物を見て身震いをする”、“食べてしまって吐き気がする”　…と、同じような反射です。この不快な感覚の時には必ず、瞬間的に全筋肉の弛緩反射が起きている、つまり体全ての筋肉に力が入りにくくなる現象が起きている、という事です。

＊まとめ【問題の箇所に接触刺激】 ⇒ 求心性運動神経インパルス ⇒ 脳組織収縮反射 ≫生体防御反応‼≪ ⇒ 遠心性運動神経インパルス ⇒ 全身的筋組織弛緩　※問題のない箇所に接触刺激を加えても筋弛緩は起きません。

『身体の全ての機能の司令塔は神経系である』と考えるのがカイロプラクティックです。

普段何気なく手足を動かせることや、何かを食べたら消化器系が働き出してくれること、ホルモンバランスを整えること、様々な菌やウイルスから守る働きの免疫系、そして心のはたらきも神経系がコントロールしているから成り立っているのです。

神経系のはたらきが更新していたり、低下していたりすると、良い状態にあった身体が崩れてしまい、様々な不調がはじまるという事になります。そしてこの乱れた神経系のはたらきを正常に戻すことがとても大事なのです。