オステオパシーとは

伝統的なカイロプラクティックでは、主に脊椎(椎骨)のサブラクセイション(位置異常)によって「神経」が圧迫され、各器官の働きが悪くなり、身体の自然治癒力が低下して様々な症状が出るとされています。また、調整はサブラクセイションのある椎骨を調整します。

オステオパシーにおいては、椎骨はもとより身体の全ての骨格関節及び筋肉の変位（歪み）を調整して正常に戻し、全身の血液循環を改善させることになっております。また、腹部などの軟部組織の調整なども対象になっております。

オステオパシーの定義は、身体を構造的に（骨格調整によって）科学的に（栄養面において）また精神的に（メンタルの面において）整えるという事です。

後にこの定義はほとんどそのまま、カイロプラクティックで用いられる様になるのです。

カイロプラクティックの健康に関する定義に、一番定着しているのは「健康の三大要素」です。

治療効果をあげる為に必要不可欠とされており「構造」「科学」「精神」の三つの一つでも崩れた場合は、身体の健康に異常をもたらす事になるという考えが大もとにあるのです。

オステオパシー創始者のスティル博士から、頭蓋に手を置き軽く触れる治療を行ってはいたのですが、完成はしていなく、現在でも使われている頭蓋領域のオステオパシーの基礎は、1930年代初め、主にウィリアム・ガーナー・サザーランドD.Oにより開発されました。

適応症は片頭痛、頭痛、眼精疲労、顎関節症、耳鳴り、ストレス、過度の緊張、顔のむくみなどに効果的です。